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愛宕塚古墳 (あたごづかこふん)は、栃木県下都賀郡壬生町壬生甲にある前方後円墳。大正15年(1926年)国の史跡に指定された。周辺には牛塚古墳・車塚古墳(共に国の史跡)が所在する。 == 概要 == 黒川左岸段丘端部にほぼ西面して所在し、すぐ東側を栃木街道が通る。 2段築成の墳丘は墳長65m、後円部高さ5.5m、前方部高さ6.5mを測り、墳丘1段目を幅広く造る栃木県中央部の大型古墳特有の特徴が本古墳にもみられる〔現地説明版〕。墳丘の周囲は幅約20mの周堀と周堤がめぐり、周堀外側までの全長は100m近くになる〔大塚初重・小林三郎・熊野正也編『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年、23-24頁。〕。 発掘調査が行われていないため内部構造は不明であるが、墳丘から埴輪が採取されている。築造時期は、埴輪や墳丘形態から6世紀中頃に位置付けられている〔。 前方部頂の愛宕神社は、元禄7年(1694年)に壬生城主の松平輝貞が壬生城の鬼門除けとして建立したと伝えられている〔。 思川と姿川間に南北に延びる壬生台地には後期以降の栃木県を代表する諸古墳が散在し、下野国分尼寺跡もこの地域に所在することから、この地域が古墳時代後期から律令期にかけて本地域の一大勢力を担っていたことが理解される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「愛宕塚古墳 (壬生町)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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